お知らせ

2014年11月24日

管理リスク②草刈り作業による飛び石でパネル破損

お知らせ , コラム

雑草対策の1つに草刈り作業があります。前回ご紹介したとおり、1回の費用は安価ですが、人の手で草を刈るため、人件費と草刈機のコスト、さらに作業中にパネル破損のリスクが発生します。また、草が伸びてくるたびに作業を行う必要があります。

 

一般的に草刈機といわれているものの正式名称は刈払機です。刈払機は「肩掛式刈払機」「背負式刈払機」の2つに分けられます。その他、歩行用草刈機や乗用草刈機がありますが、今回はこの刈払機について注意点を紹介します。

 

■刈払機による飛び石は脅威的飛距離!
刈払機は回転刃が高速で回転することによって雑草を刈る機械です。回転刃が小石などに当たって飛ぶことがありますが、「15m先の民家の窓を割った」という驚異的な飛び石事例もあるほど、注意が必要な道具です。作業者が安全対策をしなければならないことはもちろんのこと、太陽光発電施設内の除草の場合は、施設のパネル破損の対策を講じる必要があります。

 

特に砕石敷きから生えた雑草除去は、パネル破損の危険性が非常に高まります。
刈払機を使わない雑草対策として防草シートなど他の雑草対策資材も検討してはいかがでしょうか。

 

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2014年11月10日

「セイタカアワダチソウ」

お知らせ , 雑草知識

晩秋、黄色の花穂を目立たせている背の高い草、キク科の多年草のセイタカアワダチソウです。日本の代表的な帰化植物で、明治中ごろに観賞用植物として持ち込まれたといわれています。日本の秋の風景に馴染んでいるが、高度経済成長期各地で行われた造成工事に伴い、急速に拡散していきました。

 

セイタカアワダチソウは名前の通り、「泡立つ」ように1個体に数万~300万粒の種子ができ、発芽率は条件が整えば60%あります。地表から10cmまでの浅い部分を中心に地下茎を張り巡らせ、周囲に群生する固体と地下でつながっています。

 

刈取に過敏に反応!

セイタカアワダチソウは刈取除草に対し過敏に反応する代表的な植物です。生態的特性を理解しないまま、刈取除草を行うと、刈取前よりも勢力を拡大してしまう場合があります。消滅を目的とする場合には、6月に一度刈取り、その後地上部の再生によって地下部の蓄積養分を消費させ、さらに地下部への養分の蓄積が始まる9月頃に再度刈取除草を行い、これを毎年行うことが効果的です。

 

発生した雑草を放置すると・・・

セイタカアワダチソウは旺盛な繁殖力で依然として人々からは好まれざる存在として防除の対象となっています。主な弊害として、景観悪化、土地の利用度低下、火災の要因、休耕田へ侵入し荒廃させるなどがあります。特に太陽光発電施設においては、「背丈が高くなるため影ができる」「大量の黄色い花粉がパネル表面を覆う」などが挙げられるでしょう。

 

太陽光発電施設の雑草対策は、常に雑草の無い状態を作るか、管理上支障の無い高さで雑草を維持するかのどちらかになります。雑草対策でお悩みの方は、お気軽に弊社までお問い合わせください。

 

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引用文献: NPO法人緑地雑草科学研究所(旧:防草緑化技術研究所) 
      草と緑. 福井県, 草と緑刊行委員会, 2010, p29-34
2014年11月03日

管理リスク①草刈り作業員の安全対策を!

お知らせ , コラム

雑草対策の1つに草刈作業があります。

前回ご紹介したとおり、1回の費用は安価ですが、人の手で草を刈るため人件費がかかります。

また、草刈機を使用する場合は草刈機のメンテナンスコスト、作業員の安全対策、さらに作業中のケーブル破損やパネル破損のリスクが発生します。

 

一般的に草刈機(*)といわれているものは「肩掛式刈払機」「背負式刈払機」の2つに分けられます。その他、歩行用草刈機や乗用草刈機などもあります。

 

草刈機は回転刃が高速で回転することによって雑草を刈る機械です。草刈機を使用する頻度が多い業種といえば農家ですが、よく使用する農家であっても9割が事故につながりかねないヒヤリ・ハットを体験しているという調査結果が報告されています。

 

独立行政法人国民生活センターの調べによると、草刈機は、農作業、林業、造園など業務用だけでなく、一般消費者にも使用されており、農機具店の他、ホーム・センターなどでも広く販売され、草刈機の国内向け年間出荷台数は約60万台ともいわれています。

 

草刈機の普及とともに、それによる事故も増えています。国民生活センター危害情報システムには、草刈機を使用していてけがをした事故情報が5年足らずの間に73件寄せられています。石や金属等硬い物に高速回転している草刈機の刃が当たって破損した刃の破片や石、金属片等の飛散物が目に飛び込んで失明に至った重症事故もあります。

 

◆対策ポイント◆

手袋、安全靴、保護メガネ又はフェイスシールド、イヤーマフ、すね当て、その他の保護具を着用します。保護メガネには、曇り止めを塗ります。エンジンに触れた時の火傷、刈刃の交換時の切り傷を防ぐためにも、必ず手袋を着用します。

 

引用:独立行政法人国民生活センター http://www.kokusen.go.jp/news/data/a_W_NEWS_038.html

引用:独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構  http://www.naro.affrc.go.jp/org/brain/anzenweb/point/point_htm/point_htm_bru.htm
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