2016年09月03日
ヤブガラシ
ヤブガラシは、日本国内では北海道西南部から南西諸島まで分布しているブドウ科ヤブガラシ属のツル植物です。ヤブガラシは名前のとおり、藪を枯らしてしまうほど繁茂して覆ってしまうことから名づけられました。別名ビンボウカズラともいいます。
道端、荒れ地などに生え、市街地では道路や公園のフェンスなどによく絡まっています。つるの長さは2~3m。巻きひげが伸びて他のものに巻き付き、覆い被さって葉を茂らせます。地下に太くて長い横走根(クリーピングルート)を張り巡らしているため、一旦定着したところでは防除は極めて難しい難防除雑草です。太陽光発電施設の配電盤に容易に入り込み、ショートさせる恐れもあります。
また、除去が困難な理由は他にもあります。
・実生繁殖による分布の拡大
・機械除草で地下茎が切断された断片が萌芽、活着し分布を拡大
・地上部残渣による分布の拡大
抜き取ったり、刈り取ったヤブガラシ類を現場に放置せず、必ず太陽光発電施設から持ち出して処分することが重要です。
※画像引用:
お花の写真集 ヤブガラシ http://www.flower-photo.info/products/detail.php?product_id=537