お知らせ

2014年10月06日

発電リスク②ツル性雑草の絡みつきによる運用障害

お知らせ , コラム

ツル性の雑草を施設の近くで見かけたら要注意です。雑草が厄介なのは、パネルに影を作り発電量を低下させるだけではありません。ツル性の雑草は、たとえ施設内に生えていなくても、絶対に施設内に侵入してきます。そして、高いところを求めて設備に絡みつくのです。
電気設備で問題になった雑草事例がありますので、こちらの写真をご覧ください。

 

 

ただ絡みつくだけならまだマシですが、太陽光発電施設に欠かせない配電盤内に入り込むと、ショートしてしまうことがあります。

 

 

 

田畑の中にある通信会社基地局の写真です。写真を見ると、ツル性の雑草がフェンスに絡みついています。フェンスに絡みついているのは、「ヤブガラシ」「クズ」「キヅタ」と様々な種類の雑草です。覆いかぶさるように広がっています。雑草に覆われて中が全く見えません。
太陽光発電施設の周囲が雑草地の場合は、外からの侵入があることも理解して対策をする必要があります。

 

■ツル性雑草の絡みつきは事態を悪化させる
ツル性雑草が配電盤に入り込むことでショートすると説明しましたが、ショートの原因は雑草が問題になるだけではありません。雑草をよじ登って小動物が配電盤に入り込むことがあるのです。

 

ソーラーパネルが発電をする限り、配電盤は常に稼動していますので、寒い冬が近づくと、ネズミなどの小動物は暖かい場所を求めて活動します。
小動物が配電盤内に入り込み、中で感電してショートする。ということが実際に発生しています。高い位置に設置している配電盤にどのように入り込んだのか。

恐らく、ツル性雑草が絡みついたことで橋渡しができてしまったのではないかと考えられます。

 

雑草による二次災害・・・

それを食い止めるには雑草に対する知識と対策が必要です。
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